将来に漠然とした不安を感じていて、なにか資産運用を始めないと…
けど知識なんてなにもないし手間がかかりそうでめんどくさいな
こういった投資に興味はあるけど一歩踏み出すのが怖い、めんどくさいという方は多いのではないかと思います。
「つみたてnisaが誰でもできるって言われてるけど、ファンドを自分で選ばないとダメなんでしょ?もっと楽チンな方法ないの?」という方は必見です。
ずばり、全てお任せで資産運用したい方にはウェルスナビは最適のサービスです。
この記事を読むことでウェルスナビがどのような人におすすめなのかがわかります。
実際にウェルスナビを約1年間使ってみた私が感じたメリット・デメリットについても解説します。
投資が全自動でできる!ウェルスナビの特徴
ウェルスナビは預かり資産額3200億円(2020年12月時点)、利用者数22万人(2020年8月時点)を誇るロボアドバイザーです。
このサービスはノーベル賞受賞者が提唱した理論に基づいているらしく、そのアルゴリズムによって国際分散投資を行うことができるというものなんです!なんだか凄そうですね…
「じゃあ、利用する側としては結局なにをすればいいの?」
このウェルスナビを利用するにあたって、あなたがしなければいけないことは
「口座開設」「リスク許容度の設定」「入金額・積立額の設定」
たったこれだけなんです!
投資と言われて思い浮かべるような、チャートと睨めっこする必要も、難しい決算書を読む必要も全くありません。
これがウェルスナビ最大の特徴といえます。
メリットも多くありますが、反面デメリットも存在するので詳しく見ていきましょう。
ウェルスナビのメリット
ウェルスナビを初心者におすすめできる理由は、最初の設定さえしてしまえばあとはほったらかしにできる点にあります。
メリットとしてどのようなものがあるのか見ていきましょう
①自分に最適なリスク許容度がわかる
ウェルスナビでは資産運用をする方が取れるリスクに応じてリスク許容度を変更することができます。
その際に6つの質問で運用プランの提案をしてくれるんです!
リスク許容度は1~5(1が最もローリスク・ローリターン、5が最もハイリスク・ハイリターン)に分かれているので、診断内容や、自分がどれだけリスクを取れるのかを考えて選択しましょう。
https://invest.wealthnavi.com/simulation?_ga=2.146496503.2131308940.1609555249-1329961502.1609555249
②自分に合ったポートフォリオを自動で組んでくれる
投資先の商品には種類がいくつかあるのですが、ウェルスナビであればリスク許容度に応じて、適切なポートフォリオで分散投資を自動で行ってくれます。
高いリスクを許容できる方であれば、株式の割合が多くなり、債券の割合が少なくなります。
逆にリスクを低く抑えたいという方であればポートフォリオは債権の比重が大きくなり、堅実な運用ができるようになっているのです。
③機械的な積立投資が可能
将来の貯蓄を考えるのであれば、「長期」「積立」「分散」はどれも欠かすことのできない項目です。
ウェルスナビであれば、最初に入金額を決めたうえで、毎月いくら積み立てるのかを設定できます。
こうすることで、感情的なトレードを行わずに済み、メンタル的にも安定した投資を続けることができます。
④分配金の再投資が可能
分配金とはウェルスナビが様々な国の株式を購入することにより発生する配当金のことです。
その分配金を再投資することにより、資産の増加をさらに加速できます。
この考え方を「複利」といい、わかりやすい例えとしてニワトリと卵の話があります。
あなたが1羽のニワトリを飼っていたとしましょう。
そのニワトリは毎日1個卵を産むのですが、毎日その卵を食べていてはそれ以上の卵を得ることはできません。
一方、その卵を食べるのを我慢してニワトリに育てれば、またそのニワトリが卵を産んでくれる好循環ができます。
分配金はこの話でいうところの卵です。
分配金が出たらすぐに使ってしまうこともできますが、それを我慢して元本に含めて運用すると更に大きな分配金を産むようになる仕組みです。
もちろん、お金の使い方は人それぞれです。
しかし効率よく資金を増やしたいという方は、複利の力を利用しない手はありません。
⑤リバランスも自動で行ってくれる
資産運用を始めるときに、理想的な商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を組むのですが
価格の変動は商品ごとでかなり違ってきます。
そのため、当初とポートフォリオの構成比率も変わってしまうので適切なリスクを取ることができなくなってしまうのです。
しかし、ウェルスナビではその崩れたポートフォリオを整え、最適なポートフォリオに戻す(リバランス)も自動で行ってくれるのです!
リバランスを手動で行うことは手間がかかる作業なので、ありがたい機能ですね。
⑥税金の最適化(DeTAX)ができる
DeTAXという機能を使って、税負担を最適化することができます。
分配金の受け取りやETF(上場投資信託)の売却によって利益が実現すると、その利益に対して税負担が生じます。DeTAXは、税負担が4千円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べます。繰り延べがなかった場合より運用できる金額が増えるため、投資効率の向上が期待できます。
具体的には、リターンがマイナスになっている銘柄をいったん売却して損を確定させます。すでに実現している「利益」と、売却によって実現した「損」を相殺することにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにし、税負担を翌年以降に繰り延べます。
また、リターンがマイナスになっている銘柄の売却と同時に、同じ銘柄を、同じ数量、同じ価格で買い戻します。これにより、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)を維持したまま、税負担を自動で最適化することができます。
引用:DeTAX(デタックス)について教えてください
簡単に言うと、「面倒な確定申告はしなくてもいいよ!、こっちで税負担が重くならないようにいい感じにしとくね」って感じです(笑)
税金のことを考えなくてもいいのは、初心者にとって安心ですね。
ウェルスナビのデメリット
初心者に優しく、便利な機能も多いですが
やはりデメリットもあるようです。
順番に見ていきましょう。
①手数料が高い?
手数料が安いか高いかについてですが、これは利用者にとって意見が分かれると思います。
ウェルスナビでかかる手数料は基本的に預り資金の1%です。
(3,000万円以上預けている場合は、手数料が0.5%と少し安くなります。)
ウェルスナビが購入してくれている投資信託の保有コストは0.1%代のものです。
自分で優良な投資信託を選んで、適切な運用ができる方にとっては1%の手数料は高く感じるかも知れません…
しかし、「周りに詳しい人がいない」、「自分で調べる自信がない」という方にとっては、お任せで優良の投資信託を選択してくれ上記のメリットを享受できることを考えると1%の手数料は決して高いものではないと個人的には思います。
②最低投資金額が10万円から
一番最初に投資する金額が10万円からと決して少額ではないので、少し勇気がいるかも知れませんね…
投資してすぐに〇〇ショックや大恐慌などで株価が大暴落する可能性もあります。
それでもこつこつ積立を続ける覚悟を持って投資を続けるようにしましょう。
③大きなリターンは期待できない
ウェルスナビで保有する投資信託は、インデックス投資と言われ
市場全体の動きによって上下します。
期待できる平均の利回りは5%前後といわれ、長期で持ち続けることにより効果を発揮することができるというものです。
そのため、評価額が1か月で数倍になったりするものではありません。
「俺は夢のある大きなリターンを求めているんだ!」という方には不向きです。
まとめ
今回はいま話題になっているウェルスナビについて解説しました。
私が実際に1年間使ってみた感想は、初心者にとっては素晴らしいサービスだと思いました。
しかし、ウェルスナビの運用を私は1年間でやめています。
その理由は手数料が高いと感じるようになったからです。
ウェルスナビを始めた当初、私は投資についての知識がほとんどありませんでした。
しかし、1年後の私は投資に関する知識も付き、自分で優良な投資信託を選び運用することができるようになっていたのです。
正直、初心者を抜け出した人にとってウェルスナビ等のロボアドバイザーは退屈だと感じるかも知れません。
しかし、全てお任せで資産運用したい方にはウェルスナビは最高のサービスです!
時間のない方や、投資を始めてみようかなという方は検討してみてはいかがでしょうか?
それでは!
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